意外と無くてはならない手すりについて考える

意外と無くてはならない手すりについて考える

今昔で異なる意義

手すりを設置する場所によって異なる

今でこそ現代の一般家庭はもちろん、公共施設にも当たり前のように設置されている手すりですが、手すりが登場した室町時代とを比べると利用用途は大分異なっている。むしろ後者については一般家庭という住居に手すりが設置されていたなどというケースはないと言ってもいいだろう。また先ほども話したように天守閣などの城において手すりが設置されることも稀だった。安全性は安全性でも、どちらかと言えば守護という意味で手すりの設置は行われませんでした。ではその頃はどんなところに手すりは設置されていたのかというと、主に該当するのは戦いとは縁遠いお寺や茶室などに設置されていた。代表的なのが金閣寺などに設置されていることだ、当たり前だがこんな場所が戦場になることはないため、現存されている手すりの中ではかなり古い方に当たるだろう。

現代においては一般家庭で、歩行や動作などに不安がある障害者などに向けて設置が求められているケースもあり、設置するにしても自発的に行うなどその存在意義だが、昔と今を比べてみてもそこまで大差はないのかもしれない。昔の人の中にも足腰が弱い人もいたため、そういう場合には手すりは重宝しただろう。利用方法については色々と使い方次第で変わるかもしれないが、極端に昔と今とでは本質的な使い方に差異はないと思って問題ない。

とはいえ何もかもがよく似ているわけではない、当然ながら違いが発生していてもそれは当たり前と判断して問題ない。では昔と今では手すりのどんな部分が違っていたのかを考察してみよう。

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手すりの高さについて

現代と室町、どちらの時代にも存在している手すりについてだが一番の違いとしてあげられるのは、『設置される高さ』という点だ。どのように違っていたのかというと、

現代の場合
高めの位置に設置されていた
室町の場合
視界に入らないくらい下に設置されていた

このくらいの違いがあったという。現代の人にすれば手すりはそれなりに高さのある場所に設置されていなければ動くにしても動けない場合もあるため、低すぎると日常動作の補助として機能しないためあくまで平均的な高さへと設置しなければならない。それに対して室町時代の人々が設置していた手すりの高さは、かなり低い位置に設置していたという。それこそ視界に入らないくらいというのだから、これでは手すりとして求められる機能を存分に生かせないだろうと思ってしまうが、その当時を生きていた人々にとって手すりはそれほど重要なものではなかったのかもしれない。

どうしてそんな低く作ったのかという経緯についてだが、ここには日本人ならではの侘び寂びという文化があるのです。単純に身長が低かったからという話ではなく、例えば金閣寺に設置された手すりにしても、腰掛けた際にその位置から外を眺めた際に手すりが視界を遮らないようにしていたのです。金閣寺から見渡す風景の妨げとなる手すり、必要ならば座った時に掴める程度まで低く設置するのもやぶさかではなかったと言う感じか。全くといっていいほど手すりとして機能しなくてもいいというのは、文化愛に対してなせる業といっていいだろう。

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手すりの重要性についても

また室町時代の人々にすれば手すりは現代人ほど必要なものと考えている人は少なかったのかも知れない。それならば文化のために低すぎる位置に作ることもない、この時代の人々と現代で生きる我々を比べれば当然体格や身長といった差は生じていますが、現代人と比べれば足腰が頑丈だったと考えられる。そう考えると羨ましく思うが、現代と室町時代の生活水準の差は乖離していると言っても良いくらいかけ離れている。今の時代を生きる人々にすれば腰の痛みに耐えながら生きている人は老若男女問わず多い、事故にしても何にしても時代が生み出した産物としては室町時代の人々を少し羨ましく思ってしまう。

現代人にとっての手すり

現代人にとっての手すりとはただ掴まれれば良いというものであることが大前提です、ですが別の例としては安全性は勿論だがデザインに優れている物があればそれに越したことはないと考えている人もいるはず。手すりの使い方だけを考えれば何でも良くなってしまいますが、あまり無骨すぎるのもどうかと躊躇いを見せる人もいる。せっかく自宅につけるなら安全性を意識してお洒落な手すりを設置したいとワクワク、なんてこともあるかも知れないが、それはそれで難しいところだ。

ただ手すりとして最低限の機能が備わっている点はやはり無くてはならない、重要な点が削がれた手すりを設置していても何の役にも立たないため見た目的な要素を重視するよりは使い勝手の良さと安全性、この2つをとりわけピックアップしている手すりを設置・利用するようにしたいところだ。